用排水路延命化事業を新設

 えな土地改良区が管理している施設は、県営ほ場整備事業で造成されたものです。
 事業年度は、昭和53〜平成10年度で、古い施設は築後30年を経過しました。
加えて、恵那の地は、典型的な中山間地。急傾斜を走る水路は、磨耗したり目地切れを起こし崩壊したりで、このまま放置すると、将来の営農に大きな支障が出ることは明らかです。
 大きな公費を投入し、大改修をしていくという方法もありますが、多額の地元負担を伴いますし、営農が大きな利益を生めばいいですが、現在の農業では不可能に近い話です。
 施設の延命化を図り、少しでも良好な状態で次世代に引き継ぎたいと考え、用排水路延命化事業を立ち上げました。

新設するわけは?
どんな制度なの?

 用排水路の目地の補修やその他の修繕で理事会、維持管理委員会が認めた修繕工事を対象にします。
 組合員が出役し、材料は水土里ネットが支給するという内容で、地元負担はかかりません。ただ、サポート対制度をあわせて利用した場合、その部分にのみ30%の分担金と5%の事務費が負担していただきます。
 小額の地元負担で済みますので、ぜひ、活用してください。

ぜひ実施したいけど、どうすればいいの?

 地域の理事、維持管理委員と相談してください。維持管理委員と理事は、理事長宛に申請書を提出します。
 それを、維持管理委員全員で審査し、修繕改良計画に載せてそれから事業の実施です。

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延命化事業試行(目地の補修)の様子。お年寄りでも女性でも簡単に施行できます